
子どもが落ち着かない時期は、一年の中で何度も訪れるよね。
行事や環境の変化、体調不良など、理由はさまざま…
一方で、こうした時期は子どもだけでなく、
支える大人側も同時に余裕を失いやすい時期でもある。
この記事では、保育現場で子どもと関わってきた立場から、
「子どもが落ち着かない時期に大人がまず意識したいこと」
を整理してみます。
※本記事はなおゆいパパに聞いてみたシリーズの一環です。
🌸 子どもが落ち着かない時期
1年を通して子どもとかかわっていると、
何回かのタイミングで子どもが落ち着かなくなる時期があると感じます。
春…卒業、入学、花粉症等の体調不良etc…
夏…単純に暑くて不快、長期休暇によるメディアとの関係、終わらぬ宿題etc…
秋…発表会や運動会等の行事
冬…感染症の流行、外での活動が減り相対的にメディアの時間が増えるトラブルetc…
🫧 子どもを落ち着かせるために…まずは自分が大丈夫か
子どもにあれこれする前に、まずは自分が大丈夫か。
上にも書いた落ち着かない時期の出来事は子ども中心に書きましたが、
保護者や支援者も実は同じ状況に置かれています。
人事異動や介護なども重なっているかもしれません。
子どもを支える大人側も落ち着かないんです。
けれども、なかなか支えてくれる人がいない。
話を聞いてくれる家族や友人がいればいいですが、
頼る人が少ない中で子育てに奮闘している方も多い。
そういう時期は忙しすぎて、
本来悩みを話せるはずの家族や友人との時間も取りづらい。
🧠 まずは自分の状態から
子どもを落ち着かせるなら、
子どもの様子を読み取って、必要であれば話を聞いて…
そんな余裕が必要。
AIが発展して話を聞いてくれたりもするけど、
人には、人からケアしてもらうことに特有の価値があると感じています。
AIが話を聞くこと自体は否定されるものではありませんが、
子どもが安心して気持ちを受け止めてもらう場面では、
やはり人との関わりが重要だと考えられています。
例えば、東北大学の川島隆太教授は、
オンラインや非対面のコミュニケーションでは
脳の同期が起こりにくく、
共感的なやりとりが成立しにくい可能性を示しています。
(参考:https://world-academic-journal.com/kawashimar/?utm_source=chatgpt.com東北大学 川島隆太教授の研究・インタビューより)
このことは、子どもが安心して気持ちを受け止めてもらうためには、
やはり人との直接的な関わりが重要であることを示唆しています。
🧩 子どもが落ち着かないとき、大人ができること
・まず自分の状態に気づく
・疲労や余裕のなさを否定しない
・不必要に消耗していないか振り返る(SNS・アルコール等)
・小さく余裕を生む工夫を考える(時短家電・スケジューリング)
・セルフケアを取り入れる(入浴・ジャーナル・瞑想など)
こういったことで、
誰かを、子どもをケアする余裕を作ることが必要だと思います。
🌱 人をケアするための余裕とは
誰かをケアする必要があるのなら、
その人が元気でなきゃいけない。
せめて余裕が無いのなら、
その状況に気づいていないと、
自分の余裕のなさが子どもにも影響してしまう。
人に頼ることが難しい世の中だからこそ、
自分の状態に気付けることが求められる気がします。
どんどん質が変わっていく社会関係、人間関係の中で、
子どもや人をケアするために必要な余裕の作り方も、
変わっていくんだろうなと感じています。
🌿 今日のひとこと
「よい人生とは、状態ではなくプロセスである。」
— カール・ロジャーズ(心理学者)
子どもが落ち着かない時期も、
うまくいかない日々も、
すべてが子育てというプロセスの一部なのかもしれません。
焦らず、急がず、
まずは自分の余裕から整えていくこと。
それも、子どもをケアするための大切な一歩なんだと思います。
Wrote this article この記事を書いた人
なおゆいママ 女性
こんにちは、なおゆいママです🙋♀️ 10歳と6歳の男の子を育てる“にぎやかボーイズママ”です。 保育士/発達障害コミュニケーションサポーター/児童発達支援士 として、これまで多くの子ども達やご家族と関わってきました。 現在も子育てをしながら、 「子どもの発達」「育児の悩み」「ママ・パパの心の余裕」など、 日常のリアルな気づきを大切にしながら発信しています✍️ 🌱 このブログで届けたいこと…【子どもとの関わりが少しラクになる考え方】【発達に関する“ちょっと役立つ知識”】【ママ・パパの心がふっと軽くなる瞬間】【働きながらの子育てのリアル】【日常の中で見つけた小さな幸せ】を、ゆるっと温かく届けたいと思っています。 難しいことを専門的に語るより、「実際に子どもたちと向き合ってきた現場の声」を大事にしています。👨👩👦 時々 “なおゆいパパ”(保育士・社会福祉士) も登場します。通信制大学を卒業して社会福祉士を取得した経験から、「勉強法」や「働きながらの資格取得」などのリアルな話も共有しています。 🌸 最後に子育て・仕事・日常を、“がんばりすぎず、でもちょっと前向きに” 過ごしていけるように。そんな想いで書いているブログです。 良かったらゆっくり覗いていってくださいね👀🩷